チップ部品をはんだ付けする
はじめに
今回はチップ部品のはんだ付けに挑戦しました。サンハヤトの「ハンダ付け技能練習セット」をお店で買ってから、いろいろ調べて試していたのですが、なかなかうまくいかない状況が続いていました。
そんな中、電子工作に詳しい方々の集まりで直接教えてもらうことができました。こて先とフラックスについて教えてもらって、うまくいきました。今回使った道具なども紹介しようと思います。
▼以前はんだごてを買い替えたときにも調べていました。
▼サンハヤトのハンダ付け技能練習セットを使いました。初心者向けと中級者向けがありました。
はんだ付けに関する情報
チップ部品のはんだ付けに関する本を読んでいたのですが、どうやらはさみはんだや流しはんだというものがあるらしく、ネットでも情報を見つけました。
▼ネットで見つけた情報。動画で見るのが一番分かりやすいですね。
はさみはんだによるチップコンデンサのはんだ付けの様子 - ゴッドはんだ株式会社 法人個人はんだ付けサービス はんだ付け教材販売 はんだ付け講座 (godhanda.co.jp)
3216チップ抵抗、チップコンデンサのはんだ付け(実装) - YouTube
今回使った道具
▼ペンチは先の曲がったものを使いましたが、チップ部品を掴むにはもっと先が細いほうが良いように感じました。
▼はんだごては以前購入したgootのものを使いました。
▼こて先は1.6Dです。
▼部活ではHAKKOのはんだごてを使っています。
▼はんだは線径が0.6mmのものを購入しました。買いやすいはんだで一番細いと思いますが、0.8mmでもそれほど変わらないように感じました。
▼フラックスは絶対に必要です。はんだ付け人生が変わりそうなくらい劇的に変わりました。チップ部品のはんだ付けにこそ真価が発揮されると思います。
▼いつも使っているはんだ吸い取り線。
実際にはんだ付けをしてみる
▼なにかと失敗していたときのもの。はんだが多いです。
▼左はフラックスなし、右はフラックスあり。フラックスを塗りすぎではあると思います。
▼中級のチップ部品は掴むのが非常に難しいです。20倍のルーペで見てぎりぎりチェックできるぐらいでした。
▼フラックスを塗っていなかったときのもの。ネットで調べたことをもとになぞってみたのですが、めちゃくちゃ短絡しています。1.27mm幅なら、一本ずつはんだ付けしたほうがきれいでした。
▼フラックスありで試したもの。上の写真よりもよっぽど小さい部品ですが、短絡しにくくなるので、はんだ付け自体がやりやすかったです。
▼いまだに納得がいかない電解コンデンサのチップ部品。本来「リフロー」という方法ではんだ付けするものだそうです。片側ずつ温めていくと一応できるそうなのですが、若干浮いているような気がしました。
▼フラックスを塗るとべたべたするのですが、洗浄できるものも紹介してもらいました。今度買ってみようと思います。
最後に
フラックスを塗ってから本当にやりやすくなりました。まだまだ不出来ではありますが、練習キットですので練習していこうと思います。
基板の発注もできるようになったので、完璧に身に着けておきたいところです。チップ部品も設計に取り入れていこうと思います。
▼白光のはんだ付けのセミナーなどがあるので、こういったところに学びに行くのが一番いいかもしれません…
https://www.hakko.com/japan/school/
▼実践編も書きました。