ちょっと調べもの:GitHub CopilotのAgentモードでのエラー
はじめに
最近VS CodeのGitHub Copilotを利用して開発していたのですが、何かとエラーが起きて進まないことがありました。今回はそのエラーについて調べてみたという話です。
私自身は学生で、GitHub Educationの申請が通ったのでCopilot Proを利用しています。無料トライアルのときのようにUsageが表示されなくなりました。
▼以前はあと何%利用できるか表示されていました。

▼そもそも5/5にプレミアムリクエストが導入されたようで、4月とは状況が変わっているようでした。
実行中にエラーが起きたり、時間を置くと実行できたりする状態が続いていました。調べてみると、GitHub上でissueが上がっていました。現在も問題への対処が行われているようです。
▼以前の記事はこちら
現在の状況
GitHub CopilotのAgentモードを利用していると、Usage Limitになったというメッセージが表示されました。
▼こちらのような表示です。

▼つい最近表示が変わったのか、レート制限と書かれていました。

▼リンク先は以下のページです。
この後紹介するissueにも上がっているのですが、多くの方がUsage Limitに遭遇しています。その関連で今も対応が行われているようです。
Askモードに切り替えて後で試してくださいと書かれていたのですが、開発の規模が大きいと修正後のコードがチャット欄に表示されませんでした。
▼空白の欄がチャット欄に表示されていました。

Rate Limitとは別に、Server errorが起きることもありました。
▼サーバーエラーが原因で、リクエストに失敗したと書かれています。

Workingと表示されたまま進まないこともありました。
▼これは途中でWi-Fiの接続先を変更したことが原因ではないかと考えています。

GitHub上での動き
Server errorに関しては4か月前ぐらいから存在していたようです。最近でもissueに報告が挙げられています。
▼こちらのissueです。
https://github.com/microsoft/vscode-copilot-release/issues/4332
コメントの中にGemini 2.5 pro previewとClaude 3.7 sonnetでエラーが起きたという報告がありました。私もClaude 3.7 sonnetを利用しています。
Rate LimitについてはGitHub上のissueで対応が進められています。エラーが出たときのrequestIDや利用したときのモデル、利用しているプランなどを報告する場になっています。
▼こちらのissueです。Subscribeして、通知が来るようにしています。
https://github.com/microsoft/vscode-copilot-release/issues/9105
先週サービス側で対応が行われたようですが、問題はまだ続いています。どうやらサーバー側のキャパシティの問題で、6月には状況が改善するかもしれないとのことです。
▼こちらのコメントに書かれています。Claude 3.7 Sonnetのキャパシティ確保が最大の課題のようです。
https://github.com/microsoft/vscode-copilot-release/issues/9105#issuecomment-2888237556
この記事を書いている最中にもissueに上がっていたのですが、サーバーのキャパシティによる問題と書かれています。
▼こちらのコメントに改めて書かれています。
https://github.com/microsoft/vscode-copilot-release/issues/9105#issuecomment-2890673996
実際に使っていてすごく便利だったので、利用者が増えたのかもしれませんね。毎日issueにコメントが来ていて、対応が大変だろうなと思います。今回の問題が解決しても同様の問題が今後も起きる可能性はあるので、新しいモデルを利用する際は要注意ですね。
他の手段も試してみる
これを機に、VS CodeのGitHub Copilot以外も利用してみました。
専門学校の方からWindsurfを使っているという話を聞きました。これもAIエディタで、イベントのときに短時間でLLMを利用したアプリを作成することができていました。
▼Windsurfのページはこちら
▼Windsurfも学生向けのページがありました。
https://windsurf.com/editor/students
Cursorも名前は聞いたことがあったのですが、Education向けのプランがあるということで使ってみました。
▼Cursor for Studentsのページはこちら
Cursor for Students | Cursor - The AI Code Editor
「Cursor Pro for a Year」と書かれていたのですが、ProのTrialをまずは試してみました。
▼画面はVS Codeにそっくりです。

利用できるLLMのモデルも同じような感じです。
▼ちょっと違うところがあるとすれば、フォルダや検索のタブが横並びになっていることでしょうか。

▼AIの言語設定ができるのは便利だなと思いました。

ProのTrialはPremium modelsのリクエストが150回までなのですが、制限にすぐ到達しました。
▼二日ぐらいで引っ掛かりました。

▼その後メッセージを送ると、アップグレードするように言われました。

調べていると無料で利用できるモデルもあるのですが、デフォルトでは選択肢に表示されていないようです。
▼Cursorの設定画面は右上のアイコンから開くことができます。

▼表示されていないモデルを表示することができました。

▼利用できるモデルとコストの一覧はこちらのページにありました。
▼モデルの中には細かい制限があるものもありました。GPT-4o miniはFree Planでは1日に500リクエストまでです。

CostがFreeのモデルであればリクエストを送信することができました。Freeのモデルで賢く開発できるものがあれば継続的に利用できそうです。
最後に
VS CodeのGitHub Copilotはサービスが安定するまで気長に待とうと思います。作業が途中で止まると困るので、AIエディタを利用するときは継戦力を重視したいところです。
またissueに進展があれば追記するかもしれません。
▼6/4からPremium リクエストの請求が始まるようです。プラン自体も変わってくる可能性があります。
https://docs.github.com/ja/copilot/about-github-copilot/plans-for-github-copilot