ちょっと買い物:はんだごて編
はじめに
最近作っている二輪ロボットの回路が確定して、はんだ付けをしようとした矢先、はんだごてのこて先が酸化していることに気づきました。何とかならないかと思い、こて先にはんだを付けてスポンジで拭くのを繰り返していたら使えなくもない状態になったのですが、やっぱり使いにくかったので買い替えることにしました。
▼一応そうやってこて先を何とかする方法はあるようです。
はんだこての使い方Part2 こて先のメンテナンス - YouTube
はんだごてを購入するにあたり、はんだごてのメンテナンスや使い方について調べました。ついでに購入した電線のことも併せて紹介しようと思います。
はんだごてについて
選定理由は以下の通りです。
- 温度を調節できる
- 替えのこて先がある
- 特にBC型というこて先を使うことができる
BC型のこて先というのは、チップ抵抗やチップICをはんだ付けするときのこて先について調べていたときに知りました。チップ部品用としてホームセンターに売っていた細いこて先は全然おすすめされていなくて、先が平たくて熱容量が大きい、つまりすごく熱が伝わるこて先が推奨されていました。
▼実際に使っている動画もありました。足一本ずつではなく、なぞるようにはんだ付けするみたいですね。
チップICをはんだ付けしてみよう!【技術・開発】 - YouTube
Drag Solder QFP 128 ultra fine-pitch - YouTube
【BC/C型】チップ部品のはんだ付けに使う - YouTube
ちょうど良さそうなものをお店で探したところ、温度調節機能のあるHAKKO製のものとgoot製のものがありました。最初から装備されているこて先が違っていて、goot製のものはBC型に似た形状だったのでそちらを購入しました。替えのこて先も一緒に売っていたので、後々必要になったら購入しようと思います。
▼私は日本橋のシリコンハウスで税込5520円で買ったのですが、amazonだとなぜか高いです。お店の最後の一つを買ったのですが、新しいけど人気につき完売みたいなことが書かれた札があったので、人気なのかもしれません。
▼はんだごてのメンテナンスについては、HAKKOのホームページで紹介されていました。
メンテナンス・対処方法・使用方法 | HAKKO | 白光株式会社
▼特にはんだ付け後にはんだめっき部分をはんだで覆うというのは必ず行うようにしようと思います。
こて先を良い状態で作業する方法 | メンテナンス・対処方法・使用方法 | HAKKO | 白光株式会社
▼今回初めて知ったのですが、鉛フリーはんだは酸化しやすいらしいです。知っておくべきことだと思います。
鉛フリーはんだを使用するとなぜ、酸化しやすい? | メンテナンス・対処方法・使用方法 | HAKKO | 白光株式会社
電線について
普段はホームセンターで売っている電線を使っていたのですが、本を読んでいると信号線にもっと細い線を使っているのが見受けられたので、買うことにしました。配線が太いと許容電流が増えるのですが、例えばArduino NanoのI/Oピンから出せる電流は40mA程度と少ないので、細くて大丈夫なのだと思います。
今回購入した電線は許容電流が3Aとのことだったので、なんならもっと細くていいかもしれません。AWGという規格の、AWG28にあたる電線を買ったのですが、調べるとAWG28では許容電流が1.4Aと書いているものもありました。これはおそらく単線か複線の違いなのだと思います。
「はんだ耐熱性にすぐれている」と書かれていたのも購入した理由の一つです。というのも、ビニル部分がはんだごてに触れて、溶けたことがあるんです。そのときはプラスチックが溶けたときのような、すごく嫌な臭いがしました。
▼今回購入した電線のデータ。お店でも許容電流3Aと書いていました。UL1429というのは品番のことです。
UL1429 AWG28 – 電線ナビ(公式) (densen-navi.com)
▼amazonでも売っていました。これもお店で買った方が安かったです。
最後に
今回購入したはんだごてで作業を進めていこうと思います。酸化したはんだごてだと、作業効率が悪い上に出来が悪かったです。はんだが玉になっているのを初めてみました。
以前購入したはんだ付け練習キットの、チップ部品のはんだ付けにも挑戦したいです。改めて上級者向けの練習キットを見てみたら、チップ部品のさらに小さいものがあって、人の手ではんだ付けできるのか?という風に感じました。練習あるのみなのでしょうか…