Maker Faire Kyoto 2023に行ってきました!
はじめに
4月29、30日には「Maker Faire Kyoto 2023」がありました。世界的な展示会です。今回はそのMakerにはじめて行ってきましたというお話です。
私は知り合いの方のブースのお手伝いで行ってきました。展示もさせてもらいました。
▼こちらのブースにいました。
▼お手伝いしていたブースはこんな感じ。苔栽培の自動化キットです。3Dプリンターで作られた筐体に、ESP32C3などの基板が収められています。
▼Node-RED MCUの書籍を出版されていて、作例に苔テラリウムの記事があります。こちらもぜひ。
展示してきたもの
以前コマゴマ一号という二輪のロボットを製作したのですが、今回は二号です。技術的な情報は他の記事にまとめるとして、ここでは簡単な紹介をします。
▼一号はこちら
以前はアクリル板を切断して、スペーサーで固定するというのが私の常套手段でしたが、いつも角ばった形状になっていました。今回はせっかく3Dプリンターが使えるので、丸っこい形状にしてみました。Fusiou 360 の「フォームを作成」という機能を使ってみました。
▼設計データはこんな感じ。小型のモーターや電池、バッテリーが収まるようにしています。
▼回路図と基板の設計はこんな感じ。はじめて基板にチップ部品を採用しました。
▼実際に発注した基板がこちら。ミスがあったので、配線で何とかしています。
▼実際にできたものがこちら。これまでにない形状にはなったものの、虫みたいな見た目に。アンテナが機能的にも触角のようになっています。未来の自動車っぽいと言ってくれた方もいました。表面が粗いですね...
▼内部回路はこんな感じ。はじめてLiPoバッテリーを使いました。もっと小型のバッテリーでもよかったとは思います。
▼こんな感じで展示されていました。
本当はPS4のコントローラで操作したかったのですが、Bluetoothの規格が問題で接続できなさそうだったので、今回はiPhoneで操作できるようにしています。
▼Bluetoothの規格の話はこちら
頂いたもの
Makerではいろんなものを頂きました。製品を開発されている企業の方とお話しできるのは貴重な機会で面白かったです。
▼M5STACKの製作物を展示していたので、記念品を頂きました。M5STACKのCEOの方がお見えになりました。猫耳ですかね。最初見たときは歯に見えたので、時間があるときに口の形状でちょうど収まる筐体を設計しようかなと思っています。
▼「Spresense使ってます!」と言って、持っていったらトランジスタ技術とペンを頂きました。4月号はマイコン特集で、Spresenseについても詳しく書かれています。マルチコア、ハイレゾ・オーディオ、宇宙撮影などなど。私はまだまだ使いこなせていません。
▼「ESP32C3使っています!」と言って、持っていったらテープを頂きました。seeed studioの新製品には、C3の大きさでカメラが付いたものがありました。ぜひ使いたいですね。
▼3DプリンターのPRUSAの展示もありました。サンプルのフィラメントを頂きました。MK4は最新機種で、造形速度が従来よりも速いと聞いております。めちゃくちゃ欲しい3Dプリンターです。
最後に
やっとコロナが明けてきて、イベントが増えてきましたね。私は製作し始めて2年ぐらいしか経っておらず、コロナ以前のことを知らないのですが、Makerのようなイベントやハッカソンがいっぱいあったのだとか。どんどん参加したいところです。
出展側だと結構大変で、あまり他のブースを見る時間がありませんでした。今度はじっくり見に行きたいです。
次は東京ですね!大学の合間になりそうですが、なんとかして行きたいと思っています。