フォトカプラを使ってみる(TLP627)
今回はフォトカプラを使ってみました。フォトカプラは回路を絶縁するために使います。モーターのように大電流を使う回路と、制御用の回路を絶縁しておくと、マイコンを保護したりすることができます。
▼今回使ったTLP627。白いICは初めて見ました。
回路を組んでみる
フォトカプラに信号を入力する側は、完全にLEDを使う時と同じノリで使っています。
▼Eagleで作った回路図がこちら
プログラムを書く
ものすごく単純な回路です。やっていることはこれだけ。
- Arduino NanoのD3ピンは5秒ごとにHIGH(5V)とLOWを切り替え
- Arduino UnoのA0ピンがHIGH(5V)だとボード上のLEDが光る (D13がHIGH)
A0側にはプルアップ抵抗をつけているので、D3がLOWのときはA0がHIGHになります。逆にD3がHIGHのときはA0がLOWです。
つまりD3とA0はHIGHとLOWが逆転します。
▼実際に使ったプログラム
//Arduino Nano
void setup() {
pinMode(3,OUTPUT);
pinMode(13,OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(3,HIGH);
digitalWrite(13,HIGH);
delay(5000);
digitalWrite(3,LOW);
digitalWrite(13,LOW);
delay(5000);
}
//Arduino Uno
void setup() {
pinMode(A0,INPUT);
pinMode(13,OUTPUT);
}
void loop() {
if(digitalRead(A0) == HIGH) {
digitalWrite(13,HIGH);
} else {
digitalWrite(13,LOW);
}
}
動作確認
▼実際の様子はこちら。片方のマイコンのLEDがついて、もう片方はついていません。
ちゃんと動作しました。LEDを光らせるのと大差ないくらいの回路です。なお、フォトカプラの特性の見方がよく分からなかったので、おかしなところがあるかもしれません。
まとめ
単純な回路でしたが、動作することは確認できました。フォトカプラは結局内部でLEDが発光するので、LEDと同じ感じで大丈夫なのかな?電圧の制御は簡単に出来そうです。
この後でフォトカプラとモータードライバーを統合した回路も試してみました。そちらの投稿もぜひご覧ください。