2025年趣味的やっちまった集
はじめに
2025年も最後になりました。今年も管理人こと私の振り返りと反省をお届けします。
今年は卒論を書いて学部を卒業し、大学院に入学し、論文を書いたり学会で発表したりと、研究の方が忙しくなってきました。それと並行して、外部のものづくり系のイベントにも参加していました。特に6月から9月は様々なイベントが並行して進んでいて、ひと月に1つ何かを作っていたぐらいのスピードでした。
実際に製作に取り組んでいると失敗も付き物なので、忘れないように反省しておこうと思います。
▼以前の記事はこちら
今年参加していたイベント
万博での展示
今年の大きなイベントと言えば万博ですが、私は出展者側で7回行きました。知り合いの方の手伝いなどもあったのですが、メインで出展していたのはS×PARKというイベントです。研究室の同期を誘って応募したところ、採択されたので出展しました。
▼S×PARKのページはこちら
▼こちらの作品を展示していました。
Unreal Engineで開発したゲームを展示して、来場者の方に体験してもらいました。単にソフトウェアの開発を行うだけではなく、マイコンや3Dプリンターなどのハードウェアと組み合わせていました。
▼3人で出展していました。

▼特に子どもたちに操作を体験してもらいました。

出展などの目標があると技術が洗練されるので、良い機会だったと思います。他の出展の機会でも、多くの方と交流することができました。
▼来場者としては1回だけ行きました。
TechSeeker Hackathon 2025
TechSeeker Hackathonに2年ぶりに参加しました。1か月でハードウェアを開発するハッカソンです。
▼こちらの記事でも紹介しています。
▼会場で知り合った方々とチームを組んで開発を進めました。

▼こんな感じで動きます。
他の参加者の方々と技術的な交流ができて楽しかったです。
▼参加者特典でJetson Xavierを安価に購入することもできました。
キャチロボバトルコンテスト
3年前から参加していたキャチロボバトルコンテストというロボコンに、今年は個人として参加しました。お菓子を掴むロボコンです。
5軸のロボットアームを開発しました。
▼これまでの記事でも紹介しています。
▼キャリーケース1つで運搬して参加していました。

後輩のサポートもしつつ、様々な大学の方と技術的な交流ができました。
Node-RED関連
今年はNode-RED Conというカンファレンスに登壇しました。
▼こちらの記事で紹介しています。
Node-RED MCUの補足書にも執筆しました。
▼今年は2冊出版されています。
https://techbookfest.org/product/9t1kyKuapMSiTtd144Vcv2?productVariantID=qP1qVRD9Z6fG7fuZRLjpCw
https://techbookfest.org/product/rFC85QYX2TR1mhqFbMpBvZ?productVariantID=cjP8W304W4286aAt3kpQaV
Node-REDのセミナーの講師を担当する機会もありました。Node-REDは研究でロボットの開発をするときにも使っていますが、今後も使っていくことになりそうです。
第3位:ロボコンでのミス
さて、ここからは今年の失敗について振り返っていきます。まずはロボコンでのミスです。
製作中には3Dプリンター部品を夏場の車内に置いていると、熱で曲がるということがありました。
▼こんな感じで曲がっていました。


PLAフィラメントを使っているうえに、密度が少ないことも影響しているかと思います。逆に熱で曲げることができるとも言えますが、運搬するときなどは要注意ですね。
また、会場で調整しているときに電池ボックスが熱で溶けました。電池4本の直列では足りないかもしれないなと思い、もう1本直列できるように基板を加えていたのですが、どこかでミスしていたようです。
▼実際に熱で溶けたものがこちら。

▼こちらの電池ボックスです。
急いで配線し直して事なきを得たのですが、少しヒヤッとした瞬間でした。
完成したのが1週間前というのもあって、いつもギリギリなのですが、もっと余裕が欲しいところですね。さすがに万博やハッカソンも並行していたので大変でした。
第2位:ロボットアームの故障
ロボコンが終わってからもロボットアームを持って行って、子どもたちに操作を体験してもらったりしています。その中で、先端のサーボがいくつか壊れることがありました。やはりプラスチック系のサーボは壊れやすいようです。
私が操作していると慎重すぎて壊れないので、こういった機会に改善していきたいなと思っています。角度制限などが必要になりそうです。
▼それぞれの軸の角度をコントローラで操作するので難しいかなと思ったのですが、子どもたちは問題なく操作していました。


また、運搬するときに袋に入れているというのもあって、配線が切れているところが出て来たりしています。そろそろ基板を設計して発注したり、組み立てしやすい構造に改良したりしたいなと思っています。
第1位:VRゴーグルが会場で接続できない
万博で出展していた作品はVRゴーグルのMeta Quest 3Sでも操作できるようにしていたのですが、会場ではPCに接続できないという問題が起きました。PCとVRゴーグルはUSB接続であるにも関わらずです。
会場でなければ問題なく接続できて、会場ではUSB3.0ではなく2.0として認識しているか、全く認識していないかという感じになっていました。この現象については未だに謎です。何度再起動しても解決しませんでした。
▼合間に接続できないか何度も確認していました。

一応VRではなくPCでも操作できるようにしていたことが功を奏して、展示自体は問題なくできました。この辺りはこれまでのトラブル経験が活きたかと思います。
▼出展するというのもあってMeta Quest 3Sを購入しました。
▼Unreal Engineでの開発を試したり、既存のコンテンツを体験したりもしていました。
会場は音響設備が多く、通信状況が悪かったのかもしれませんが、ロボコンでも通信などの問題はつきものです。また出展の機会があれば、原因を追究したいところです。
統計情報
去年の年末頃から1か月のビュー数が1万回ぐらいになり、今年はその辺りで変化していました。
▼Google Analyticsのグラフはこんな感じ

今年の途中からWPStatisticsを導入して、各記事のビュー数も見ています。
▼タイトル全体は表示されなかったのですが、トップ10位の記事はこんな感じ。

未だにESP32とPS4のコントローラの接続に関する記事は人気なようです。特にアクセス数を追い求めているわけでは無いので、今後も趣味的に、のんびりやっていきたいなと思っています。何よりも私自身が環境構築などの手順を思い出すときに見返しています。
最後に
今年は今までよりも開発や記事の投稿のスピードが上がっているようなのですが、やはりAIのおかげではないかと思います。
▼GitHub Copilotのおかげで、ハッカソンなどでもソフトウェアはAIが作ってくれたので、ハードウェアの開発に専念できました。
来年もAIをうまく使いながら、色々作っていきたいなと思っています。年末に脳波計測用の製品も買ってみたので、届くのが楽しみです。


