GENIEを使ってみる(3Dモデルの生成、3Dプリンター)
はじめに
今回はAIツールのGENIEで、3Dモデルを生成してみました。いろいろ調べているときに、参考になる記事を見つけました。
▼こちらの記事で紹介されていました。
他にも画像からモデルを生成したり、アニメーションをつけたりすることもできるAIツールがあるようですね。
私は普段3DCADで設計していますが、デザインは全然できません。そこをAIが補完してくれるなら大助かりです。今回はせっかくなので生成された3Dモデルを、3Dプリンターで出力してみました。
▼以前の記事はこちら
GENIEで3Dモデルを生成してみる
GENIEはブラウザ上で実行できるので、環境構築などの必要もありません。すぐに試すことができます。
▼こちらのページから試すことができます。
https://lumalabs.ai/genie?view=create
▼デザインのイメージをテキストで入力すると、生成してくれます。
様々なデザインのキャラクターが表示されています。これらをソフトウェアを使って自分でデザインすると考えると、全然できそうにないですね...
▼クリックすると、どのようなテキストから出力されたのかを確認できます。
DeepLで翻訳しながらテキストを入力してみたのですが、そもそもイメージを言葉にするのが難しいですね。
▼こんな感じで出力してもらいました。人工衛星とか、黒い外套を着た赤い目のサイボーグとか...
▼個人的にはこちらのフクロウが気に入りました。「杖を持ち、帽子を被った位の高いフクロウ」です。
▼ファイル形式は、stlやobj、fbxなどがあります。3DCADでも、Unreal Engineでも取り込めそうですね。
▼Variationsを選ぶと、さらに別バージョンが表示されました。
3Dプリンターで出力してみる
今回は先程のフクロウを出力してみました。
▼こちらからアクセスできると思います。
https://lumalabs.ai/genie?view=one&one=617e840f-fd4b-4131-82ff-c537c835e7f8
▼3DプリンターはPrusa MK4を使っています。
stlファイルでダウンロードし、Prusa Slicerで取り込んでみました。元のデータだと小さかったので、まずは150%の大きさにして出力してみました。
▼一番荒い設定で、30分ぐらいです。
▼出力したものがこちら。小さいとサポートを剥がすのが難しいですね。杖を折ってしまいました。
こういうフィギュアをきれいに出力するのは難しいところですね。展示会などで、デザイナーさんやクリエイターさんに詳しく聞いています。そもそも積層型ではなく光造形の方が適しているように思います。
向きを変えて、荒れてもいい部分にサポートがつくように配置するなど、工夫が必要です。また、デザイン重視なら小さい寸法で出力して様子を見ると良いというアドバイスを頂いたことがあります。機械設計だと寸法を合わせる必要がありますが、フィギュアなら小型でもいいですよね。
次に大きさを300%にして、きれいに出力したい前面を上向きに、スライサーもDetailで設定して出力してみました。
▼これで4時間40分ぐらいです。結構かかりますね...
▼密度5%なので、中身は全然埋まっていません。
▼出力できました!
▼3Dモデルと並べるとこんな感じ。塗装したくなってきますね。
最後に
後で見返すと、横向きに出力しても良さそうですね。ちょっとしたフィギュアを作るくらいなら、十分に使えそうです。
3Dプリンターで出力してみると、変なところが窪んでいたり途切れていたりしたので、気になるところはあります。多少のことであればデータの修正をすれば良さそうです。
ご近所さんとイベントで出展するときに、子どもたちに3Dプリンターで作ったものをプレゼントしたりするので、今度これで3Dモデルを生成してみようかなと思っています。